2006年9月7日〜16日 トロント国際映画祭 現地発レポート 

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イヌイット映画がオープニングを飾る
「スローな芸術映画を選ぶ主催者、大胆・・・」と英字紙

9月7日、カナダのイヌイット映画「The Journals of Knud Rasmussen」ザカリアス・クヌクZacharias Kunuk監督)で、トロント国際映画祭が幕を開けた。

監督とともに主演のリア・アングティマリック(写真左)、パカック・イヌクシュク(右)などがレッドカーペットに登場しスポットライトを浴びた。

また、イヌイット伝統のスロート(喉声)シンガー、タニア・タガックがゲスト挨拶、「イグルー(氷の家)に住んでいるんでしょう?と、よく聞かれますけど・・・それは昔の話(笑)。でも、イヌイットの人々は皆、伝統文化を誇りに思っています。この映画がきっかけとなって世界中の人々に私たちのカルチャーや歴史を知ってもらいたい」と語った。彼女の響き渡る歌声は、この映画の中で使われている他、歌手ビョークのアルバムにも収録されている。

今回のオープニングナイトは、フェスティバルゲストのハリウッドスターの姿が見られなかったこともあり、「国際メディアが注目するオープニングに、スローな芸術映画を選ぶとは大胆」、「静かなオープニング・・・」、などの英字紙ヘッドラインも。

一方、主催者側は「ベテラン監督の作品をテストする場でもあるし、プレミア映画がオスカーレースを意識して参加するというショービジネスもこの映画祭の一面。でも、作品そのものを楽しみ、一般客にぜひ見てもらいたい作品にスポットライトを当てるのがトロント」とコメント。

今年もフェスティバル全体としては、派手な構成で、ブラッド・ピット、ペネロペ・クルス、ラッセル・クロウ、チャン・ツィイーをはじめスターゲストが名を連ね、ワールドプレミア映画が大半。

また、デジタル効果を使用した、ジョージW.ブッシュ大統領が暗殺される場面のある「D.O.A.P」など、戦争や政治的なテーマを扱う作品も多く、評価が注目される。

資料:ヘラルドトリビューン、CBCニュース、カナディアンプレスほか

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