気功、レイキ、鍼灸、経絡指圧、セラピューティック・タッチ、ホメオパシーなど、体内外の気をバランスよく整えることにより心身を癒し、痛みを軽減させ、人が生まれながらに持つ自然治癒力を発揮させるというコンセプトをもとにした自然療法や健康法を、英語では総称してEnergy Medicineと呼びます。

この生体エネルギー、「気(Qi, Ki)」は、東アジア以外の文化圏でも、プラナ、フォハット、マナなど違う名で、健康法、治療法、さまざまな現象の説明に使われています。

気の「効果」を現代科学の方法や直接数字で測ることはなかなかできませんが、研究は続けられているのでたいへん興味深い発見もあります。

例えば、脳波を測定する実験では「気」に働きかける療法の施術中や終了後には、患者にセラピストの脳波と同じような変化が起きるそうです。また、安らぎや愛情の脳内物質と言われるオキシトシンが増えることから、どのように自律神経系やストレス・痛みの軽減に作用するのか研究が進められています。

レイキは、体内外の気の流れを整え、人間に本来備わっている治癒能力を活性化し、心身ともにバランスの取れた状態にするためのテクニックです。ストレス解消、心身のリラックス、痛みの軽減、よい睡眠、感情が解放されバランスをとりもどす、手術やケガの回復が早まるといった効果が多数報告されています。

レイキセッションを受けるときは、服を着たままマッサージ台やベッドに横になるか、楽な体勢で坐ります。ヒーラーは、受け手の体のエネルギーセンター（チャクラ、経絡では任脈-督脈沿い）に手を軽くのせるか、直接触れられるのが苦手な人には体から15センチぐらいのところに手をおき、頭から足先まで気を流して生体エネルギーフィールドを整えていきます。気のバランスが悪いと感じた部分、痛みのあるところに丁寧に働きかけます。

マッサージやリフレクソロジーなどと組合わせる場合もありますが、レイキ自体はマッサージではありません。

トロント市のホリスティックライセンス取得が可能なカナディアン・レイキ・アソシエーション登録のレイキセラピストは、施術の一環として心理療法、マッサージ、催眠療法、サイキックリーディング等を行うことを禁じられています。

北米では、クリニック、福祉施設、個人のヒーリングサロン、歯科医や総合病院でも、患者ケアの一環としてレイキや他のエネルギー療法を受けられる場が多く存在します。

トロントでレイキを学べる場所は、自然療法の学校や、市教育委員会による社会人向け教育・カルチャースクール（Continuting Education）、レイキティーチャー個人が開く講座などがあります。

（カナディアン・レイキ・アソシエーションのウェブサイトでカナダ国内地域別に登録レイキプラクティショナーを検索できます >>Canadian Reiki Association）

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